シトルリンとシトルリン血症
シトルリンを過剰に摂取したからといって、すぐに体調に悪影響を与えることはありません。
シトルリンの過剰摂取が引き起こす可能性がある病気として「シトルリン血症」が挙げられます。
では、シトルリン血症とはどのような病気なのでしょうか？
シトルリン血症とはどんな病気？
シトルリン血症は肝臓に起こる病気です。主な発症原因はアルギニノコハク酸合成酵素が体内で不足することで
発症すると言われています。
シトルリンは体内に取り込まれるとアルギニンに変換されるのですが、アルギニンが変換しきれず余った時は、シトルリンに戻ります。
高たんぱくな食生活を繰り返していると、変換しきれなかったシトルリンが血中に蓄積され、結果として血中のシトルリン濃度が極端に高くなるのです。
その他の原因としては、糖分の不足も考えられます。
シトルリン血症の主な症状としては、
マヒ
意識レベルの低下
異常行動
などがあります。
放置すると死に至る危険性もありますので、疑いがある場合は早めに医師の診察を受けることが大切です。
シトルリン血症は２０歳から４０歳くらいが最も発症しやすいと言われていますが、かなり珍しい病気ですので、誰でも罹る病気ではありません。
シトルリンの過剰摂取の危険性について
何らかの原因でシトルリンの血中濃度が極めて高くなるとシトルリン血症の発症率が上がるのですが、シトルリンそのものに害があるわけではありません。
シトルリン血症の原因はある程度までは判明しているのですが、根本的な原因は未だに特定されていないのが現状です。
遺伝という説もありますが、発症している患者を見ていくと、多くの場合は食生活に問題があると言われています。
幼いころから乳製品や卵、ピーナッツや肉・魚などの食品を高たんぱくな形で口にしてきたというケースが多いのです。
また、炭水化物や糖分が含まれた食品を嫌う人ほど、シトルリン血症に罹る傾向が高いとも言われています。
しかし、かなりの量を食べなければ発症することはありませんし、現在の日本でシトルリン血症の患者は約６００人程度しかいません。
ですので、
シトルリンを過剰に摂取したとしても、吸収されなかった分は体の外に排出されて終わり、
というのが実情でしょう。
サプリメントからシトルリンを過剰に摂取したとしても、シトルリン血症に罹ることはほとんど無いと考えて良いと思います。
シトルリンとペニス増大の関係
シトルリンの過剰摂取による副作用を気にする方が多いようですが、サプリメントを多少過剰摂取したとしても、
シトルリン血症のような疾患の原因になることはまずないでしょう。
そもそも、
シトルリンを１日２０００ｍｇ程度摂取したとしても効果は微々たるものでしょうし、明確に効果を実感できることもあまりないでしょう。
ペニスを増大するためには、勃起に深くかかわる海綿体を増殖させる必要があります。海綿体が細胞分裂を繰り返すことで、より多くの血液をペニスに集めることができるのです。
その結果として勃起力が高まっていき、結果としてペニスが大きくなるのです。
では、毎日適当な量のシトルリンを摂取していればいいのかというと、そういうわけではありません。
シトルリンの１日の摂取量の目安は８００ｍｇ程度と言われています。
勃起力の変化が表れたり、効果を実感するためには、１日８００ｍｇ以上を毎日でも続けることが大切です。
ひとつだけ注意する点があるとすれば、シトルリン単体で毎日摂取しても意味がないということです。
あくまでもシトルリンとその他の成分とのバランスが重要になりますので、早く効果を得たいからといって、
必要以上にシトルリンを摂取しても意味がないのです。
何度も言いますが、ペニスを大きくするためにシトルリンを使用するのは、血行を促進するためであって、直接的にシトルリンにペニス増大効果はありません。
ペニスを大きくするためには、勃起を最大限繰り返しながら、海綿体を増殖する成長ホルモンをペニスに流し込むことがポイントになります。
